読書の種類(精読/通読/多読)と使い分け
■ 「全部同じ読み方」で読んでいませんか?
本を読むとき、多くの人が無意識に同じ読み方をしています。
最初から最後まで順番に読み、理解しようとして、時にはメモを取りながら読む。
これは決して間違いではありません。
ただ、すべての本を同じ読み方で読むと、
時間がかかる割に読書量が増えないという問題が起きます。
実は読書には、大きく分けて3つの方法があります。
- 精読
- 通読
- 多読
この3つを目的によって使い分けると、
読書の効率は驚くほど上がります。
■ 精読:深く理解するための読み方
精読は、文字通り「丁寧に読む」方法です。
- 文章の意味を考える
- メモを取る
- 重要な部分に線を引く
こうした読み方は、理解を深めるのに向いています。
精読が向いている本
- 専門書
- 哲学書
- 難しいビジネス書
- 勉強用の本
内容をしっかり吸収したいときは、
精読が最も効果的です。
ただし時間はかかるため、
すべての本に精読を使う必要はありません。
■ 通読:全体を理解するための読み方
通読は、最初から最後まで通して読む方法です。
細部にこだわりすぎず、
まず全体をつかむことを目的にします。
通読のポイント
- 分からない部分で止まらない
- とにかく最後まで読む
- 全体の流れをつかむ
この読み方は、
ストーリーや主張を理解するのに向いています。
通読が向いている本
- 小説
- 自己啓発書
- エッセイ
- 教養本
読書習慣を作るうえでも、
通読は最も取り組みやすい方法です。
■ 多読:量を増やすための読み方
多読は、できるだけ多くの本に触れる読み方です。
すべてを理解することより、
幅広く情報を取り入れることを重視します。
特徴は、
- 必要な部分だけ読む
- 飛ばし読みする
- 興味がない部分は読まない
という自由な読み方です。
多読が向いている本
- ビジネス書
- 情報系の本
- ノウハウ本
多読は、知識の幅を広げるのに最適です。
■ 読書効率が上がる使い分け
3つの読み方は、目的によって使い分けると効果的です。
①最初は多読で選別する
まずざっと読んで、
本の価値を判断します。
②良い本は通読する
面白いと思った本は、
最初から最後まで読む。
③重要な本だけ精読する
本当に役立つ本は、
時間をかけて深く読む。
この流れにすると、
読書時間を効率よく使えます。
■ 読書が速い人は「読み方」を変えている
読書量が多い人は、
特別に読むスピードが速いわけではありません。
違うのは、
読み方を使い分けていることです。
- 必要な本はじっくり読む
- そうでない本は軽く読む
この判断ができると、
読書量は自然と増えていきます。
■ 全部理解しようとしない
読書が遅くなる原因は、
すべてを理解しようとすることです。
本の中には、
- 自分に必要な部分
- そうでない部分
が必ずあります。
必要な部分だけ吸収しても、
読書としては十分価値があります。
■ まとめ:読書は「目的」で読み方を変える
本はすべて同じ読み方で読む必要はありません。
- 深く理解したい → 精読
- 全体を知りたい → 通読
- 情報を広げたい → 多読
この3つを使い分けるだけで、
読書はもっと自由になります。
そして読書が自由になるほど、
本との距離はぐっと近くなります。

